日常⑧

説教半分、慰め半分。

優しい先輩達に恵まれた環境にいるのはわかる。
納得しないと動けない自分がすごく生意気なのもわかる。
先輩達に言わせれば、あたしなんて全然頑張っていないのもわかる。

でも、今の自分は10年前、5年前になりたかった自分にはなれていないのです。
私がなりたかった大人にはなれていないのです。

じゃぁお前は何がしたいんだ⁈

…という優しさと戒めの混ざった言葉が乱暴に聞こえるほど
今のあたしには描きたい未来がわからないのです。

自分のあるべき場所がここではないこと
そしてあの人のもとでもないこと
その違いしかわからないのです。

変化が必要だ。

そんなことを思って色々やってみてはいるけれども
生きているだけでお金がかかるし
親も食べさせていかなければならない。
でもそれだけじゃ割り切れない我儘を持ち合わせて同じ日々を繰り返す。
ましてや彼を超える存在が現れる保証もないとなると
仕事も恋もお先真っ暗で
不平不満は己の甘さで若さだと眼をつむり
選択を先延ばしにして現状を維持している自分に
宇宙を一周できるほどの嫌悪感を感じている所存であります。

全ては金の魔力であり、己の意志の弱さという実感を持ちながら
いかにも社畜万歳な思考に囚われ
少し描いた夢にも変なプライドが墨をかけ
明日もいつもと変わらず死んだ魚のような目をして
ちいさなちいさなブースの中で
自分より不幸な人はいるなどと何様な妄想をしながら
パソコンの電源を入れるのであろう。

知らず知らずのうちに噛む癖がついた下唇が
最近薄紫色に変わってきたので
そろそろ煙草を止めようと思います。

そんな不幸な気分であります。
酔っ払いの戯言につき駄文失礼。

人を愛し愛され幸せになりたい。


それでは。